我が国の製造業は、GDP の2割程度注4を占める重要な基幹産業であり、就業者数に占める製造業比率についても2割弱を占め国内雇用を支えている。
そして、大きな転換点に直面している。
転換とは、、、
スマート化つまり、IOT、AI 、ロボット、VRなどの普及、展開による
いわゆる「第四次産業革命」が到来する。
ここで様々な、より本質的で深刻な課題に直面しているという。
ヒノマルものづくりの「モノ」の生産という意味での競争力の源泉(熟練工の技能の高さ、きめ細かな生産・在庫管理手法、精密な工作機械における微調整等々)がデジタル化によって相対化する一方で、そうした「モノ」それ自体に伴う競争、すなわち、品質、価格、納期といった次元での競争ではなく、「モノ」を通じて市場にいかなる付加価値をもたらすのか、といった競争が生じており、こうした前提の大きな変化に我が国ものづくり産業が十分に即応できていない。
(2018年版ものづくり白書より)
製造業のサービス化。
モノに対する相対的価値が低下する中、顧客が求める価値が、
「モノの所有」から「機能の利用」や「価値の体験」へと移行し、モノだけでなく、モノを利活用したサービス・ソリューション展開が価値獲得の鍵を握り始めているという。
この抜本的変化に、根本的に気づいていない経営者や、中小企業においては足元の受注に満足し、そのことから目を背けていることが、潜在的にあるおおきな課題である。
もうひとつの大きな課題。
それが、製造業における『人材不足』である。
先述の課題が潜在的であるのに対し これは明らかに顕在化しており
多くの経営者が頭を抱えている。
日々の営業活動で毎回その話になるくらい多くの特に、中小企業が深刻な問題として掲げている現状がある。
次回は、その人材不足について、日々私が聞く生の声と一緒に考えてみたい。
ヒノマルものづくり
0コメント